変換した連棟物件の建物のテクスチャーがおかしくなる PDF ファイルで表示する このレコードを印刷する


別々の建物データであっても、各建物のテクスチャーの名前が重複することが原因で、
本来のテクスチャーとは違う物が3Dで表示されてしまいます。

この現象を改善するためには、下記手順の様に、
オブジェクトのスクリプト(プログラム)の書き換えが必要になります。


【手順】

  1. あらかじめ変換するフォルダ内にあるテクスチャーの名前を確認しておきます。
    今回はt0000から始まる名前で共通しているデータの修正を行います。

  2. RIKCADを新規で起動し1棟目の建物データ(3DS)を変換し、平面図の任意の場所に
    配置をします。

  3. 配置した建物を選択し、メニューバー[ファイル/GDL オブジェクト/オブジェクトを開く]
    を実行します。

  4. 下図のような“オブジェクト構成ダイアログ”が開きますので、[3D]ボタンを
    クリックします。



  5. “3D スクリプト”のダイアログが開きますので、メニューバー[編集/検索と置換]を
    実行します。

  6. 下図のような“テキストウィンドウの検索”ダイアログが開きますので、
    [どの文字列を探しますか。]の欄にt0000」と入力し、
    [どの文字で置換しますか。]の欄に「01t0000」を入力し、
    最後に「全て置換」ボタンをクリックします。



  7. これでt0000ではなく「01t0000」から始まるテクスチャーを
    使用するスクリプトに書き換えられました。

  8. 置換が終わったら、メニューバー[ファイル/上書き保存]を実行し、
    「オブジェクト構成ダイアログ」を右上の×ボタンで閉じます。

  9. 次に建物データを外部に吐き出しを行います。メニューバー
    [ライブラリマネージャ]を実行し、埋め込みライブラリ内に
    ある建物の名前の付いたgsmファイルを選択します。




  10. 下図にある保存ボタンをクリックし、変換元の建物データのある
    フォルダにファイルを保存します。




  11. 保存が終わりましたら、ファイルを保存せずに終了します。

  12. 建物フォルダ内にある「t0000」から始まるテクスチャーデータの「ファイル名」
    を、すべて「01t0000」へ変更します。



  13. 新たにRIKCADファイルを新規作成し、「手順2」から「手順5」までを行います。

  14. 手順6の“テキストウィンドウの検索”ダイアログが開き、
    [どの文字列を探しますか。]の欄に「t0000」を入力し、
    [どの文字で置換しますか。]の欄に「02t0000」を入力し、
    「全て置換ボタン」をクリックします。

  15. 「手順8」から「手順12」までを行います。これを配置したい建物の棟数分行います。

  16. 最後に建物を配置したいプランデータを起動し、
    メニューバー→[ライブラリマネージャ]を実行します。

  17. 追加ボタンをクリックし、保存した建物gsmのあるフォルダを選択し、
    追加ボタンを押し、「OK」でライブラリマネージャを閉じます。



  18. オブジェクトツールに建物のフォルダが追加される為、建物を選択して配置し、
    3D画面でテクスチャーが正常に表示されているかを確認します。
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