図面上の線に対して、道路を作成します。入力時に頂点ごとの高さを設定し傾斜のついた道路も作成できます。
溝蓋などの道路付帯の傾斜調整の手間を省くことができます。
【ワンポイント】
・道路入力は曲線形状では作図できない為、曲線の道路を作成する場合は「曲線を直線で結ぶ様」にポイントを取り道路入力を実行して下さい
道路の入力方法は①簡易敷地入力などで作成した敷地外周線から作成 ②何も選択していない状態から道路の基準線を入力して作成する方法があります。
【簡易敷地入力などで作成した敷地外周線を使用する場合】
1)ツールボックスの[矢印]ツールをクリックします。続いて、道路を設置する面の線を選択します。
※キーボードの[SHIFT]キーを押しながら選択すると、複数選択することができます。
2)画面左側のツールボックスの作業項目[2D 作図]の補助パレットに表示される[道路入力]をクリック。
または、画面上部のメニューより[道路入力]をクリックします。
補助パレット | メニューバー | ||
~RIKCAD7 [敷地] |
|||
※イメージはRIKCAD8です |
[道路入力]設定画面
3)平面図上に、各頂点のNoと設定高さが表示されます。この番号は道路入力画面のポイントNoとなりますので、
高さを設定する場合、該当するポイントNo に切り替え高さを入力します。
4)引き続き入力画面内で道路幅など設定し、 [プレビュー]ボタンをクリックすると、設定した内容が画面上に表示されます。
[決定]ボタンをクリックすると、道路が配置されます。
内容を変更した場合、再度[プレビュー]ボタンを押して、変更内容を反映させます。
【何も選択していない状態から道路の基準線を入力して作成する場合】
1)敷地や線ツールの下書線がない場合や、特殊な形状の道路を作成する場合、何も選択していない状態で、
ツールボックスの画面左側のツールボックスの作業項目[2D]の補助パレットに表示される[道路入力]または、画面上部のメニュー[敷地]-[道路入力]をクリックします。
2)画面上に道路の基準線を入力します。始点でクリックし、クリックすることで、入力方向を変更しダブルクリックで入力を終了します。
3)道路の基準線の入力が完了すると道路入力設定画面が表示されます。
4)【簡易敷地入力などで作成した線から作成】と同じ手順で「道路入力」画面にて作成する道路を設定し「決定」ボタンで道路を入力します。
※道路入力機能で作成された道路はメッシュツールで作成されていますので、後から材料の変更や高低差の変更を行うことができます。
[コンクリート縁石の車両乗り入れ部の形状変更]
1)道路入力実行時、敷地境界で「コンクリート縁石」が選択できます。図面上に設置されたコンクリート縁石は、
パラメータの設定で車両の乗り入れ部分を表現することができます。
2)[道路入力]を実行して配置したコンクリート縁石は配置直後はグループ化されています。
そこでグループ化の一時解除を行います。
3)乗り入れ部を作成するコンクリート縁石を矢印ツールで選択します。ここでは以下のような設定で車両の乗り入れ部を作成します。
4)乗り入れ部を作成するオブジェクトの設定画面を開きます。(矢印ツールで選択、右クリック>選択したオブジェクトの設定)
5)パラメータの[切下げ設定]を選択し、横の をクリックします。配列値(縁石別の設定)画面が表示されます。
6)縁石の2 つ目を切下に設定する場合、2 つめの欄をクリックし、フィールドに切下設定の“1”を入力します。
7)[OK]をクリックし、配列値画面を閉じ、さらに[OK]ボタンをクリックしオブジェクトの設定画面を閉じます。
3D 画面で確認すると、2 つ目の縁石が切下の形状に変わっています。
8)手順④からの作業を繰り返します。(縁石3~6は2.中間、縁石7は3.切上)を入力します。
中間部の高さはパラメータの[切下げブロック高]の数値が反映されます。
・連結切下/連結切上について
連結切下/連結切上は連続した2 つの縁石に対して切下、切上を行います。
切下げの場合:配列値(縁石別の設定)で1 つの目の縁石に[11],2つの目の縁石に[12]を入力します。
切上げの場合:配列値(縁石別の設定)で1 つの目の縁石に[31],2つの目の縁石に[32]を入力します。
・R タイプに変更
パラメータ内の[R タイプに変更]を“あり”に変更した場合、切上、切下に設定されている部分が曲線形状になります。
関連項目