CINEMA4D レンダリングでの物理カメラ設定を行うことで、被写界深度を深くして被写体をぐっと引き立たせる魅力的なパースが作成できます。
※被写界深度・・・ピントの合う範囲のこと。
レンダリング設定より以下の設定を行います。
RIKCAD8/RIKCAD9
レンダリング詳細設定をチェックし
物理レンダーを使用チェック>物理カメラ>被写界深度チェック>F値(f/#)変更
RIKCAD7
物理カメラ>被写界深度チェック>F値(f/#)変更
被写界深度設定のコツ
被写体に注目されるように周りをボケた表現にするには、カメラの配置(目標点)とf 値の設定が重要です。
- 被写界深度設定なしでレンダリングした場合
カメラの配置に関係なく2 つの要素がはっきり表現されます。
- 被写界深度あり(f 値:f/1.0)でレンダリングすると…
被写界深度を使用すると目標点の設定でレンダリングに違いがでます。
CINEMA4D レンダリングでの物理カメラ(被写界深度)のレンダリングサンプルです。
- 物理カメラ設定なし
- 目標点を機能門柱のポスト前に設定
f値=f/1.0 - 目標点を手前のツツジ前に設定
f値=f/1.0 - 目標点を機能門柱のポスト前に設定
f値=f/22.0 - 目標点を奥の玄関ドア前に設定
f値=f/1.0
設定のポイント
注目させたい被写体やパース作成者の意匠もあるため、正しい設定値があるわけではないですが、目標点の設定とアングルを設定するだけで表現力が格段にあがります。
やはり全体パースより部分パースのほうが効果的かと思われます。
関連項目